精米する

2003年11月11日
いなかの親戚から玄米をもらったので、
近くのスーパーに精米に行く。
買い物客の歩く通路に自動精米機が設置されている。
精米機の大きな受け皿に玄米を投入し、電源を入れる。

物珍しいのか、子供が寄ってくる。
砂遊びと思ったのか、勝手に玄米に手を突っ込む。
”遊びじゃねぇ!やめろ!!”
と叫びたいところだが、怖そうな父親が後ろにいるので、
「面白い?」と聞いてみる。
「面白くない(ー_ー)!!」と言ってガキが走り去る。

おばあちゃんが寄ってくる。
「あら、玄米? 玄米は体にいいのよね♪」
って言われても・・・
”今、それを精米してるんだよ!!!”と心の中で叫ぶ。

・・・精米ひとつ取っても、都会には危険がいっぱいである。

きょうの教訓
「お米は八十八回噛んで食べなさい」by 祖母

東京で呑む

2003年11月6日
久しぶりの東京出張。
今回の出張には社運がかかっている。
(てなことはなく、普通の出張です)

田舎から出てくると、人の多さとビルの高さに目をみはる。
地下鉄に乗ろうとするだけで、緊張感は高まる。
人々の無表情さが、気の動転を助長する。

そんな時は、柱の影でこっそりと、手のひらに「人」と書いて、一気に飲みこむ。
これで安心、東京克服だ!(うそ)

さて、夜である。
取引先の方の案内で麻布十番の街に出る。
これから接待を受けるのだ。VIPだから(これもうそ)。

たどり着いたお店の名は「ラッキー酒場」(これはホント)。
レトロな雰囲気でムチャクチャくだけてる。
さすがはVIP待遇である(・・・)。
芋焼酎と「鶏の素揚げ」をいただく。
(残念ながらタコザンギはない・・・)

適度に出来上がるとタクシーで渋谷の街へ。
’60〜’80のロックのライブの店に着く。
店の名前は覚えていない。
レッド・ツェッペリンのバラードを聴きながら、バーボンを呑む。
音楽が胃の腑から、全身すみずみまで行き渡る・・・

そして3軒目。
もう店の名前はおろか場所すらもわからない・・・
仕事の接待を受けているのか、ただ呑んだくれているのか、もはや判断がつかない・・・。

そして・・・曖昧な記憶をたどって、地下鉄からタクシーに乗り継いで、初めて見るホテルにたどり着く。
倒れこむようにチェックイン。
なんとか部屋の鍵を開けると、泥のような眠りに吸い込まれていく・・・

きょうの教訓
「接待は心のこもった贈り物」
(とことん受けてたちましょう<--これでクビ?)
文化の日は散髪をするというのが家訓なので(ウソ)、髪を切りに出かける。
ここ数年、前髪とほかの部分の伸びるスピードが違う。
もちろん、前髪の伸びが遅い。
まぁしょうがないなと思いつつ、散髪台の椅子に座り、
「全体的に短くして」と理容師さんに告げてから目を閉じる。

他人様に髪を切られながら、うたた寝するのは最高の気分である。
有栖○宮家出身の自分に残された最後の贅沢である(ウソ)。

なんか気持ちのいいスカッとする夢を見ていたら、
理容師さんに起こされた。
「こんな感じでいいですか?」と言われて、覗き込んだ鏡の中には
やけに潔くサッパリした頭の自分がいた。
(サッパリというよりパッサリか?)
「えっ!!!」と心で思っても、
覆水盆に還らず、馬子にも衣装である(なんのこっちゃ)。

まさに大人のスポーツ刈り。
思い切って、髪を切ってくれたものである。
今後、半年は散髪する必要はなさそうだ。
素敵!経済的!
なのに泣けてくるのはなぜ?(T_T)
・・・ただでさえ往年の勢いを失っている髪たちをここで一気に失うとは・・・
「失って初めてわかる髪は長〜い友だち」ってCMがあったっけ。

これでしばらくは彼女とのデートもできない・・・(と見栄をはってみる)

しかし常にプラス思考の自分は(ほんとか?)
この際だからスポーツに打ち込むことにする。

早速、卓球に出かける(ちょっとショボイ)。

きょうの教訓
「自分で気にするほどには他人は気にしない」
(うれしいような、哀しいような)

”実写版〜”

2003年11月1日
休みの朝はいつも寝坊するのに、なぜか今朝に限って目が開いた。

7時50分。

なにげなくテレビのスイッチを入れる。
派手なセーラー服を着た女の子が、
「月にかわって、お仕置きよ!」って叫んでる。
これって、実写版の「セーラームーン」じゃん!
自分の知らないうちに、テレビではこんなことになってたらしい。
(別にテレビ関係者じゃないが)

セーラー戦士がみんな変なカツラかぶってるけど、
その筋の人たちにはたまらないに違いない。
(私は「その筋」ではありません。念のため)

そういえば、「キューティーハニー」や「デビルマン」も実写版映画になるらしい。
「忍者ハットリ君」もクランクアップしたらしいし。
(もっとも最初のテレビ版は実写だった。ハットリ君はお面かぶってたけど(^_^;)

でも、今更なんで実写版?
アニメの方が絶対面白いと思うけど。
この不況下で、自信をなくした日本経済の中で、
唯一世界に誇れるのはアニメだけじゃん(って、そんなこともないか)。

これはアニメとCGに職場を奪われつつある日本俳優ギルドの抵抗か!?(うそ)

どうせ実写版を作るなら「けっこう仮面」なんてどうでしょう?
(注:これも永井豪原作ですが)

きょうの教訓
「朝寝ができないのは、体力の落ちた証拠」
(オヤジ入ってきたし)

気になる名前

2003年10月28日
昔聞いた新作落語の中で、強い力士(お相撲さんですね)の名前として、
「火砕龍」(かさいりゅう)、「土石竜」(どせきりゅう)と命名していた。(ちょっと不謹慎かも)

昔読んだマンガの主人公は「大場 加奈子」(おおバカな子)という名の女の子だった。

「大津 奈美」(おおつなみ)さんって人もいそうである。

そこで気になってるのが(って、くだらないことなんだけど)、
「木尻 徹」(キシリトール)さん。
いそうだな。うん、いるな(妙な確信)。
全国に5人くらいはいるに違いないと密かににらんでいる。
(って、やっぱりくだらないね。しかも今仕事中だし)
でも、これを偶然に読んだ「木尻徹」さん、ご連絡ください(^o^)丿

話は変わるが、自分の他界した祖父は名を「松伊」(まつい)と言った。
そして、その妻(祖母ですね)は「キヨ」という名だった。
「マツイ」と「キヨ」。
栄光のジャイアンツの4番5番が自分の祖父母なのでした(やっぱり、くだらない)。

きょうの教訓
「マジメに仕事しないと、今日も残業。日本シリーズが見られない」
(って、昨日で終わったし。語呂も悪いし)
今日、地下鉄の中で小学生らしき男の子が会話しているのを、聞くともなしに聞いていた。

小学生A「本棚に入れるのはな〜んだ?」
小学生B「やっぱり、本だなぁ」
(オレ:ただのダジャレじゃん)

小学生B「フーテンの寅さんには欲しいものが二つあります。なんでしょう?」
(オレ:嫁さんと安定した職業だろう?)
小学生A「車とラジオ!」
(オレ:???車 寅じおう??・・・オヤジギャグかよ)

小学生A「タダノさん、カッケ〜!」
(オレ:「カッケー」って「カッコいい」ってことか)
小学生B「セイさん、カッケ〜!」
(オレ:「ただの三角形」と「正三角形」かよ)

純真な子供たちの会話を聞きながら、
早くも冬の訪れを実感するのでした(ウソ)

きょうの教訓
「車内での携帯電話のご使用と盗み聞きはやめましょう」

呑む・打つ・買う

2003年10月22日
「呑む・打つ・買う」というと男の甲斐性のような、ダメな男のような、
評価の分かれるところである。

で、自分は、今まさしく「呑む打つ買う」的生活パターンにはまっている。
呑みに行く頻度が最近の統計では、週平均3.47回(当社比30%増)。
「打つ」に関しては、ここだけの話なんだけど(誰に言い訳してるんだ?)、パチンコを少々嗜む。
そして、「買う」。
文字通り、買ってしまう。主に電子小物を。
(「買う」意味が違ってる?、って誰に同意を求めてるんだか)

この前は酔った勢いで、深夜、ネット通販で「デジタルペン」を購入。
このペンで紙に書いたものをそのままPCに取り込めるというスグレもの。
なんだけど、到着後、半日楽しんで、放置。

昨日は携帯電話をN505に機種変更。
実は5ヶ月前にP504isに変更したばかりとの噂もある。(ドコモにとってはいい客である)

買ったものを列挙するのも面倒なので、
自称「ショッピングの女王」ということで、よろしく(^o^)丿
(って、やっぱり、誰に対して開き直ってるんだか。しかも「女王」じゃないし、「王」か、世界の??)

それにしても「呑む・打つ・買う」は経済的負担と痛みを伴う。
日本改革はこの「痛み」を全国民と分かち合うことからでしょうか?(だから、誰に話してるんだ、オレは)

きょうの教訓
「一寸先はヤミ金」
(お気に入りに登録してくれた人が増えてテンション上がり気味)

高校の同期と温泉に行った。
年に一度くらいのペースで集まっている。
今回の温泉もその一環である。

久しぶりに友人に会って、しこたま呑む、呑む、呑む。

そしてお風呂に向かう。
湯船がいくつもある大きなお風呂だ。
露天風呂にミストサウナ、ワイン風呂に檜風呂etc.

それらの中に滑り台があった。
子供が楽しそうに滑りながら湯船に飛び込んでいく。
酔った勢いで滑り台に挑戦する。
気持ちよく滑る。
勢いよく湯船に飛び込んだその瞬間、
「ヴぁっ!」
尾てい骨に激痛が走る。

・・・子供の風呂の湯船は浅い・・・

きょうの教訓
「大人なんだから・・・ネ」

トホホ二題

2003年10月14日
三連休中のトホホ二題。

日曜の夕方、早目に風呂に入り、まさに片足を湯船に入れたとき、
玄関のチャイムが鳴った。
なんと後輩が珍しい酒を持ってやってきたのだ!
あわてて、飛び出てジャジャジャジャ〜ン。
あまりにあわてたので、パンツ一枚身に着けただけ。
その姿を見た後輩は玄関に酒を残して、消えていった・・・
もう一枚なにか身につける分別が足りなかった・・・

体育の日の昼さがり。デパートの紳士服売り場。
賄賂(?)にもらったワイシャツ仕立て券でシャツを作ろうという魂胆である。
デパートのお姉さんがワイシャツ製作のために採寸を始める。
首周り、胸囲、そしてお腹周り。
思わずお腹を引っ込めた、そのとき、お姉さんは言った。
「普段どおりにしてください。出来上がったシャツがきつくて着れませんよ」
「・・・」すべてお見通しなのだった・・・
そして、後ろに回ったお姉さんは、
「右肩が下がってますね」とトドメを刺した。

きょうの教訓
「人生右肩下がり」(ちょっぴり哀しい)

「いきなり最終回」

2003年10月12日
と書いても、この日記のことではない。
(一般に、日記はある日突然始まって三日目くらいに終わるものだけど・・・)

秋の三連休、世間では行楽地がにぎわいを見せてるけれど、
なぜか突然思いついて、押入れの中のダンボール箱を開けてみる。
未整理&未読の本が相当数ある。
読書のペースを今の百倍くらいに上げない限り、目の黒いうちには読めない量だ(T_T)

その本群の表紙を順に眺めていると、それは唐突に現れた。
その本の名は「いきなり最終回」。
有名漫画の連載当時の最終回のみを集めたオムニバス本(あるいは邪道なダイジェスト本)だ。

「巨人の星」「タイガーマスク」「アタックNO.1」「天才バカボン」etc.
いずれもテレビアニメとは違う結末だ。
星一徹と飛雄馬はアニメほど劇的な和解はなく、
テレビアニメで明らかになったタイガーマスクの正体は原作では永遠に謎のままだ。

その他の漫画もすべてその最終話は見事に予想を裏切る。
それは小気味よいほどの腰砕け感。
カニだと思い込んで、カニ蒲鉾を食べていたあの日に通じるものがある(関係ないか)。

漫画に限らず、最近は(昔から?)ブックガイドと称するダイジェスト本やあらすじ本が
無数に出回っている。
そのあらすじを読んで、すべてをわかった気持ちになって、
原作の真の素晴らしさに触れないままに終わってしまう人がいる・・・これって自分のことじゃん

きょうの教訓
「高い山を越えると深い谷」(結局なんの教訓でもないし)

最終という名の電車

2003年10月9日
二日続けて最終電車に乗った。
もちろん仕事で遅くなったわけじゃない。
ただの酔っぱらいとして乗った。

同業の方(もちろん酔っぱらい)多数。
どう見ても中高生の女子5%。
まつ毛が3CM、フェイクタトゥーのOL3%。
おばさん0.5%。

結構、混雑した車輌の中で皆様好き勝手にやってる。
酔っぱらいは、まだ飲み足りないのか、ビールやワンカップを片手にし、
女子高生は携帯でチャットしつつ、意味も無く笑い、
OLはマスカラでまつ毛をあと0.5CM伸ばそうという無駄な努力をする。

そして、おばさんは焼き芋(!)を食べている。

誰もが自分の降りる駅を忘れている・・・

きょうの教訓
「出かけるときは忘れずに!」(何を?)

煙が目にしみる

2003年10月7日
嘘と漬物(特にたくあん)が嫌いだ。
厳密には「嘘」で騙されるのが嫌いで、
ウソをつくのは好き。
漬物はその存在の不条理さが理解できず、若い日々を
無駄に過ごしたことがある(なんのこっちゃ)。

ところで、煙草である。
これは嗜好品なので好き嫌いは個人の自由であるが、
自分は中学生のころ医者に止められて以来
一切、口にしたことはない。
他人が吸うことは敢えて否定しないが、その煙を好んで、肺に取り込むこともない。

それが今日の午後、愛煙家(というより歩く煙突)4人と密室で会議をした。
換気が悪い中で1対4である。分が悪い。
あたりが白く霞んで、煙が目を刺激する。
・・・しみる。
頭の中にも煙が充満し、思考回路を寸断する。
会議は煙となって漂い、なんのまとまりも無く消えていく・・・

今日の教訓
「メトロン星人の煙草には気をつけろ!」(って言われても)

本人確認される

2003年10月2日
会社の用事で銀行に行く。
会社の口座から500万円ほど引き出す用事である。

窓口に通帳と伝票を出して待っていると、
窓口のおネエちゃんから呼ばれた。
「お客様の身元が確認できるものはお持ちですか?例えば免許証などですが」
身元確認など初めてのことなので、
なぜ、必要なのかと聞くと
その銀行では規則上200万円以上現金でおろす場合は
身元確認資料が必要なのだそうだ。
初めて知った。今まで要求されたことない。
でも、取引店と違う支店なので、一見客と見られたのだろう。

仕方なく免許証を出す。
そしてしばらく待つ。
窓口のおネエちゃんは何やら隣のオネエチャンと打ち合わせを始めた。
僕の免許証の写真があまりにもかっこいいので、
サインを求める相談でもしてるのだろう。
と思っていたら、また呼ばれた。

伝票に個人の名前と住所を書けと言う。
免許を見たらわかるだろう、と言うと
規則なのでお願いしますと大柄に言う。
まだ精神的余裕があったので、名前と住所を書く。

すると今度は生年月日も書いてくれと言う。
それこそ免許のとおりだと言うと
規則なので申し訳ありませんと
まったく申し訳なさそうな様子もなく言う。
ちょっと怒って生年月日を書く。

すると今度は自宅の電話番号を書けと言う。
さすが温厚な僕も頭に来て
「123-4567」とでたらめの番号を書く。

すると「ありがとうございます」と言って
ようやく、しかもあっさりと現金を払いだしてくれた。
・・・・本人確認ってなんだ?

きょうの教訓
「いくらカッコよくても、疑われる」(嘘)

ゴルフに行く

2003年9月26日
年に2回のゴルフ行。
今年の打ち納め(年2回なんだけど)に秋分の日をつぶす。

どこまでも澄んだ青空には雲ひとつなく、青い芝とともにゴルファーを招くのだった。
深く息を吸い込むと、農薬混じりのゴルフ場の大気は、肺胞に軽い麻痺を招き、
ゴルフは体にいいとのたまう贅肉オヤジを嘲笑うのだった。

健康なのか不健康なのか、よくわからないまま1番ティーに立つ。
日ごろはあまり使うことのない筋肉を不自然にねじり、エクソシストの一場面のように上半身と首をひねり、不必要な力を込めたクラブでボールの頭をこする。
こすられたボールは、やってられねぇって感じで、すぐ目の前のラフに身を隠す。

どこに隠れたんだよ。出てこいよ!
似非ゴルファーを舐めんなよ!
この野郎!こんなところに隠れてたのか!!!
もう、許さん!!いてこましたる!!!

日ごろ温厚な我を忘れて、小さなボールに誰にも向けたことのない怒りをぶつける。
さすがのボールも今度は参った、とばかりに50ヤード前方の池に飛び込む。
彼は永遠の安全に逃げ込んだのでした・・・

こんな調子で18ホールを回ると精も根も尽き果てて、今年もゴルフを極めたなぁと目を細め、シミジミするのでした。
そして、その二日後、激しい筋肉痛でベッドから起き上がれない自分を発見するのでした。

きょうの教訓
「二日後の筋肉痛は年季が入った証拠でしょうか?」(なんで疑問文?)

鯨を食べる

2003年9月22日
先輩に連れられて「鯨や」に行く。
鯨料理の専門店だ。

皮のお吸い物に、普通のベーコンとさえずりのベーコン。
お刺身が3種(赤身に、尾のみに、脂身?)に、鯨の串カツ、鯨のしぐれ煮。
そして、鯨の握りが2カン。
美味かった〜。

昔、食紅で彩られた鯨のベーコンにマヨネーズをつけて、食べてたっけ。
あの頃の鯨は安くって、貧乏人の元気の源だったのに。
今は高価な食べ物になっちゃった・・・

なんで手軽に食べられなくなったんだろう?
鯨の保護も大切だけど、日本の食文化も保護しなくちゃね。

「鯨や」のオーナー兼おばちゃんは、毎回IWC(国際捕鯨委員会)に参加して、
日本の食文化保護を訴えているらしい。
今年はベルリンまで行ったんだって。

鯨を食べるのも、大変な時代になったのでした。

きょうの教訓
「鯨とゴリラで、ゴジラなんだってサ」(なんのこっちゃ)

寿司屋に行く

2003年9月17日
回らない寿司屋に行く。
前回来たのはいつだったか、思い出せないくらい久しぶり。
今回も、もちろんお客の接待である。

回らない寿司屋は緊張を強いる。
なぜか、目の前のお兄さん(職人さん)と対決姿勢を取ってしまう。

「とりあえずビール」緊張感を悟られないように低い声で言ってみる。
「へい」ともっと低い声で答えるお兄さん。

「適当に刺身」もっともっと低い声で言ってみる。
「・・・」もっともっともっと低い声で答えるお兄さんの声は聞こえない。

極度の緊張感が走る。
もはや真剣勝負である。
素人と悟られてはいけないのだ!!

ふっとその緊張感を破るように、一緒に来たお客が言った。
「僕に”あがり”ちょうだい」

”がび〜ん。
まだ、なにも食べてないのに”あがり”はないだろ。
しかも”あがり”は店の符丁だし。
素人ってバレバレじゃん(;O;)”
って、思っている心を見透かしたようにお兄さんは私に言った。
「お客さんも”あがり”ですか?」

「いえ、わたしは”ふりだし”です」と答えた店内に
零下273度の風が吹いたことは記憶に新しい。

きょうの教訓
「寿司にはセルフサービスのお茶がよく似合う」


「カラフル」を読む

2003年9月14日
森絵都が書いた「カラフル」を読んだ。
中高生向けの物語の体裁ながら、一気に読ませる。
これを読みながら、映画「天国から来たチャンピオン」を思い出した。

どちらも設定が似ている。

よく事情がわからないまま”あの世”の入り口まで来た主人公が、
もう一度”この世”に戻るチャンスを与えられ、
もうひとつの人生にチャレンジする。

似た設定の小説と映画だけど、それぞれの結末にたどり着く。
ちょっと苦いハッピーエンド。
でも、どちらも好きなストーリー。


実際にもうひとつの人生を生きることって、あり得るかな?
”あの世”の入り口から戻って、新たなチャレンジができるかな?

ここで臆病な自分に気づく。
中途半端な生き方には、”もうひとつ”はないってこと。

そこで目一杯、焼酎を飲んでみる。
”あの世”の入り口が見えたような気がして、
翌朝、目覚めると頭が割れるように痛い。
そして”もうひとつの人生”が始まった。

松茸をもらう

2003年9月9日
会社の同僚に松茸をもらう。
大きなのと小さいの。
小さい松茸を見て、女子社員が笑う。
「ちっちゃ〜い!」
セクハラである。

大きくても小さくても松茸の香りがする。
永谷園のお吸い物と同じ香り。
間違いなく本物の松茸だ!?

きょうの教訓
「永谷園はエライ!!」
昨日は二日酔い。
どうして、そんなに呑むのかね?
アル中かな?

最近、乙類焼酎にはまっていて、
ロックで何杯も呑んだのだけれども・・・
二日酔いの原因はこれじゃない!

知り合いのネイティヴなアメリカ女性が、空手昇段のために来日。
その歓迎会で飲んで流れて三次会。
その場に空手の師匠から電話が入った。
「すぐにスナック”××”に来い!!」

空手の師匠はスナックの床に横たわっていた。
軽いイビキをたてながら。
それでも、本能なのか、われわれの殺意を感じたのか
ムックと起き上がると
「駆けつけ3杯じゃいいいっ!!」といきなりの正拳突き。
しかも、ヴィスキーのストレート上段回し蹴り。
ふいに秘孔を突かれた!!
「お前はもう死んでいる!!!」

・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
朝方、自宅の玄関前でひざまづく自分。
この間のネコが僕の目を覗き込む。
「ただのヨッパライだニャー」と言って
どこかへ駆けていった・・・

きょうの教訓
「来てほしいときに来ないのは女とネコ」

スポーツバーへ行く

2003年8月29日
送別会の二次会にスポーツバーに行く。

初めての体験。
大きなスクリーン(500インチ?)と
たくさんの小さな(といっても24インチくらい)モニターに
各種スポーツが映し出されている。
野球だったり、サッカーだったり、プロレス、F1だったりする。

その広い店内にはビリヤードやダーツなんかもあって、
スポーツを見たり、体を動かしたりして
健康的に(?)酒を呑む趣向らしい。

どんな環境でも美味しい酒が呑めればいいと
日ごろから思っているのだけれど、
ちょっと美味しいイメージから200海里ほど離れた
ジンリッキーを飲みながら、生まれて初めてダーツをやる。

簡単そうに見えて難しいことって、
上司の誘いをうまく断ることと
若い女性の見え透いたお世辞に鼻の下を伸ばさないことと
そしてダーツだな、って思った午前0時。

軽く酔って、自宅前でタクシーを降りると
見慣れない野良猫がスリ寄ってくる。
秋風を一番最初に感じたのかもしれないけど、
うちに入れるわけにはいかないんだよ、
って猫に話しかける。
だって、うちの金魚が老後の不安を忘れて
眠りをむさぼってる頃だから

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