「いきなり最終回」

2003年10月12日
と書いても、この日記のことではない。
(一般に、日記はある日突然始まって三日目くらいに終わるものだけど・・・)

秋の三連休、世間では行楽地がにぎわいを見せてるけれど、
なぜか突然思いついて、押入れの中のダンボール箱を開けてみる。
未整理&未読の本が相当数ある。
読書のペースを今の百倍くらいに上げない限り、目の黒いうちには読めない量だ(T_T)

その本群の表紙を順に眺めていると、それは唐突に現れた。
その本の名は「いきなり最終回」。
有名漫画の連載当時の最終回のみを集めたオムニバス本(あるいは邪道なダイジェスト本)だ。

「巨人の星」「タイガーマスク」「アタックNO.1」「天才バカボン」etc.
いずれもテレビアニメとは違う結末だ。
星一徹と飛雄馬はアニメほど劇的な和解はなく、
テレビアニメで明らかになったタイガーマスクの正体は原作では永遠に謎のままだ。

その他の漫画もすべてその最終話は見事に予想を裏切る。
それは小気味よいほどの腰砕け感。
カニだと思い込んで、カニ蒲鉾を食べていたあの日に通じるものがある(関係ないか)。

漫画に限らず、最近は(昔から?)ブックガイドと称するダイジェスト本やあらすじ本が
無数に出回っている。
そのあらすじを読んで、すべてをわかった気持ちになって、
原作の真の素晴らしさに触れないままに終わってしまう人がいる・・・これって自分のことじゃん

きょうの教訓
「高い山を越えると深い谷」(結局なんの教訓でもないし)

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索