寿司屋に行く

2003年9月17日
回らない寿司屋に行く。
前回来たのはいつだったか、思い出せないくらい久しぶり。
今回も、もちろんお客の接待である。

回らない寿司屋は緊張を強いる。
なぜか、目の前のお兄さん(職人さん)と対決姿勢を取ってしまう。

「とりあえずビール」緊張感を悟られないように低い声で言ってみる。
「へい」ともっと低い声で答えるお兄さん。

「適当に刺身」もっともっと低い声で言ってみる。
「・・・」もっともっともっと低い声で答えるお兄さんの声は聞こえない。

極度の緊張感が走る。
もはや真剣勝負である。
素人と悟られてはいけないのだ!!

ふっとその緊張感を破るように、一緒に来たお客が言った。
「僕に”あがり”ちょうだい」

”がび〜ん。
まだ、なにも食べてないのに”あがり”はないだろ。
しかも”あがり”は店の符丁だし。
素人ってバレバレじゃん(;O;)”
って、思っている心を見透かしたようにお兄さんは私に言った。
「お客さんも”あがり”ですか?」

「いえ、わたしは”ふりだし”です」と答えた店内に
零下273度の風が吹いたことは記憶に新しい。

きょうの教訓
「寿司にはセルフサービスのお茶がよく似合う」


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