お盆に考える
2003年8月15日って言ったところで、大したことは考えない。
おもに
お盆にご先祖様は帰ってくるのか?
一般的にあの世からおなくなりになった方々が戻ってきているのか?
ってことを、子供のころから考えているのでした。
昔、自分が小学生のころ、田舎に陽気な母方の叔母さんがいた。
なにぶん田舎暮らしで、隣の本家まで、
300メートル以上(こどもごころには1キロ以上)も離れた川沿いの小さな家で
一人暮らしをしている大叔母さんだった。
ある年のお盆に、たくさんの親戚が集まったとき、
たくさんのいとこも集まって肝試しをした。
夜に大きな本家の家から、
300メートル以上離れた大叔母の家まで行って帰ってくる
という肝試し。
真っ暗な夜道を歩いて、
川に架かった小さな丸太の橋を渡って、
大叔母の家の前にあらかじめ置いたビー玉を持って帰ってくる。
これだけのことが怖くてできなかった。
「お盆に帰ってきた幽霊にあったら、どうしよう・・・」
結局、橋の前でリタイアして、本家まで全速力で逃げ帰った。
ほかのいとこ達もほとんど駄目。
大叔母さんはその小さな子供たちの前で笑いながら言った。
「幽霊なんかいないよ。幽霊は怖いと思う気持ちの中に出てくるんだよ。
それに幽霊は生きてる人には何もしないよ。
本当に怖いのは生きてる人間のほうだよ。
そうだ!もし幽霊がいるんだったら、
叔母さんが死んだら、あの川の橋のところに
戻ってくるから、見においでっ」
それを聞いて僕ら子供たちは無邪気に
「うん、行く行く!」と元気に答えた。
その1週間後、大叔母さんはポックリと亡くなった。
子供の僕といとこたちは
その日以来、夜にその丸太橋には行けなくなった・・・
おもに
お盆にご先祖様は帰ってくるのか?
一般的にあの世からおなくなりになった方々が戻ってきているのか?
ってことを、子供のころから考えているのでした。
昔、自分が小学生のころ、田舎に陽気な母方の叔母さんがいた。
なにぶん田舎暮らしで、隣の本家まで、
300メートル以上(こどもごころには1キロ以上)も離れた川沿いの小さな家で
一人暮らしをしている大叔母さんだった。
ある年のお盆に、たくさんの親戚が集まったとき、
たくさんのいとこも集まって肝試しをした。
夜に大きな本家の家から、
300メートル以上離れた大叔母の家まで行って帰ってくる
という肝試し。
真っ暗な夜道を歩いて、
川に架かった小さな丸太の橋を渡って、
大叔母の家の前にあらかじめ置いたビー玉を持って帰ってくる。
これだけのことが怖くてできなかった。
「お盆に帰ってきた幽霊にあったら、どうしよう・・・」
結局、橋の前でリタイアして、本家まで全速力で逃げ帰った。
ほかのいとこ達もほとんど駄目。
大叔母さんはその小さな子供たちの前で笑いながら言った。
「幽霊なんかいないよ。幽霊は怖いと思う気持ちの中に出てくるんだよ。
それに幽霊は生きてる人には何もしないよ。
本当に怖いのは生きてる人間のほうだよ。
そうだ!もし幽霊がいるんだったら、
叔母さんが死んだら、あの川の橋のところに
戻ってくるから、見においでっ」
それを聞いて僕ら子供たちは無邪気に
「うん、行く行く!」と元気に答えた。
その1週間後、大叔母さんはポックリと亡くなった。
子供の僕といとこたちは
その日以来、夜にその丸太橋には行けなくなった・・・
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